东方求闻口授/第二部分
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第二部 |
第二部 | |
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——— | お前(神奈子を指して)は最近まで外の世界にいたんだよな。 |
你这家伙(指着神奈子)直到最近都还在外面的世界,是吧。 |
神奈子 | そうね。 |
对啊。 |
——— | やっぱり進んでいるんだろ? あっちは。 |
果然是在进步着吧?那边。 |
[外の人間の精神レベル] |
[外界人类的精神水平] | |
神奈子 | 進んでいる? 何を指して言っているのかによって変わってきますが、技術に関しては幻想郷とは比べものになりませんね。望む事は大抵実現できる、人間が命を落とす危険性は極端に下がり、情報は誰にも平等に与えられ、知識欲もいつでも満たす事が出来ます。さながら楽園のような処です。 |
进步? 虽然根据所言所指的内容会有所不同,不过关于技术方面是幻想乡所无法比拟呢。愿望基本都能够实现,人类的意外死亡极端地减少,无论是谁都能够平等交流分享情报,求知欲也是无论何时都能被满足。宛若乐园一般的地方。 |
神子 | いいですねぇ。でも、人間の精神はそれを受け入れられる程に成長しているのかしら? |
真不错呢。不过,人类的精神已成长到能够承受那些东西的程度了么? |
神奈子 | そう、流石鋭いですね。余程修行した者でない限り、人間の精神は千年前から何も変わっていないのです。しかし、物質も情報も満たされた世界になって一般の人間もようやく気付き始めています。物質が満たされただけでは決して幸せにはなれないと。 |
是的,真是相当的敏锐呢。只要不是进行过相当程度的修行之人,人类的精神从千年之前就没有一丝的改变。不过,在转变为物质也好情报也好全都能被满足的世界同时,一般的人类也终于开始注意到了。注意到光为物质所满足是绝不会变得幸福的。 |
——— | そうなのか? 私は欲しくても手に入らない物が一杯有るし、それを手に入れる為には何をしても良い(×1良くない。)と思っているんだが、手に入っても幸せにはなれないのか? |
是那样吗? 我是有着无数想要也无法得到的东西,虽然觉得为了将之据为己有,无论做什么都好(×1一点也不好。)。但是,就算是得到了也不会感到幸福么? |
神奈子 | 貴方みたいに欲しい物を自力で手に入れたり、手に入れる努力をしたりすれば充実するでしょう。でも最初から手に入っていたり、手に入れる方法が確立していたり、もしくはどうやっても手の届かない場所に有ったらどうかしら? |
像你那样以自己的力量获得心仪之物,若然是通过努力从而获得的话,那时候就应当会感到充实的吧。但是,从一开始便获得了,获得的方法已被确立了,亦或是在无论怎样做都无法触及之处的话,又会怎样呢? |
——— | ふむ。唯の作業になるな。 |
唔嗯。会变成单一的作业吧。 |
神奈子 | 物質と情報の過多によって仕事は作業になってしまった。そこで人間の心を満たす為には、新しい仕事観が必要になるのですが……。 |
由于物质与情报的过多,使得工作变得作业化了。在那里,为了填补人类的心,就必须要一种新的工作观…… |
白莲 | それは利他行至上主義(×2他人に尽す事が美徳で、充実した生活を送るのに必須という考え。)、という事になる訳ですね。 |
那就是所谓的,利他行至上主义吧(×2借着为了他人竭尽全力办事为美德,对于想要度过充实的生活是不可或缺的一种想法。)。 |
神奈子 | そう、その通り。他人の利益の為に働く事が仕事の充実、という内容に変化していくのです。 |
是的,正是那样。为了他人的利益而劳动是充实的工作,逐渐变化成这样的内容了。 |
(一同頷く) |
(全员颔首) | |
——— | なんでみんな同調してるんだよ。言っている事がよく判らないぜ。 |
为什么都点头赞同啊。刚才所说的我是不大明白啦。 |
神奈子 | (魔理沙を無視するように)しかしこの国の現状は、精神の未熟さによりそれが上手く移行できていません。本来心を満たされるようにする為には精神レベルを上げる必要がありますが、もちろん容易い事ではありません。生まれながらの聖者か、悟りを開いた人間じゃないと難しいでしょう。そこで出てくるのが神の存在。人間は神を畏れ、神は人間を許す、という考え方です。これならば一般の人間でも同じ道徳観で他人に尽くす事が出来る。 |
(无视魔理沙似的)不过这个国家的现状,由于精神的不成熟使之无法成功地过度。为了能够使真心获得满足,精神水平的提升是必不可少的,当然那亦非易事。天生的圣人之类,如果不是曾经大彻大悟过的人类,是很难理解的。而在那里所需要的便是神明的存在。人类畏惧神明,神明宽恕人类,这样的一种思考方式。如此一来,即便是一般的人类也能够以相同的道德观为他人竭尽全力了。 |
——— | 何だよ、自分を崇めろって話か? 結局は自分の正当化なんだな。でも、外の世界では神の存在を認めていないんだろ? |
什么啦,是说来崇拜自己吗?结果还是让自己的正当化呢。但是,外面的世界不是不承认神明的存在了么? |
神奈子 | 困ったもんですわ。神や妖怪の存在も精神の修行には必要だというのに。 |
所以真是难办啊。明明神明与妖怪的存在都是精神的修行所必要的。 |
[外の世界にいる現役の妖怪] |
[在外面世界的现役妖怪] | |
白莲 | そう言えば、最近うちの弟子の一人が外から妖怪を連れてきたのですが。 |
说起来,最近我那里其中一位弟子从外界带了一只妖怪来这里。 |
神奈子 | え? 初耳ですわ。 |
哎? 这还是头一次听说呢。 |
白莲 | 封獣ぬえという弟子なのですがこれがまた困った弟子でしてね、普段何処で何の修行しているのか全く不明(×3本当に修行していると思っているのでしょうか。)で、偶に何かやったかと思えば望んでもいない事ばかり……。今回もまさか外から知り合いの妖怪狸を連れてくるとか。 |
名唤封兽鵺的弟子,而她亦是个让人头疼的弟子呢,完全不知道平时是在何处进行修行的(×3真的认为是在进行修行么。),虽然偶尔会做些什么,但尽是些没人希望会这样的事……这次也是,没想到居然把相识的妖怪狸从外界带来这边。 |
神奈子 | 妖怪狸って、まだ外に居たんですね。意外……。 |
妖怪狸,还存在于外界啊。真意外…… |
——— | お前……実際に神だってまだ外に居たって事じゃないか。実はまだ外の世界にも色々居るんじゃないか? ちなみに幻想郷が今の形になる前(×4幻想郷が唯の山奥の田舎にしか過ぎなかった頃。今でも外の世界と陸続きですが、妖怪の存在を残す為に自由には行き来できなくなった。)はどんな感じの世界だったんだい? |
你这家伙……事实上神明不也还有在外界的吗。实际上在外面的世界还是存在着很多的不是么?顺带一问,幻想乡在变成现今这种形式之前(×4幻想乡还只不过是深山中的乡间之时。虽然现今仍然是与外面的世界接壤,但为了妖怪能够继续存在而变得无法自由通行了。)外面是个怎样的世界? |
神子 | そうねぇ。毎日の様に妖怪や魑魅魍魎の話題が出てました。何処何処の誰が攫われただの、何処何処の誰が退治して英雄になっただの、そういう話題が呑みの席での定番でしたね。 |
那阵子呢。好像每天都会有妖怪与魑魅魍魉之类的话题。某某地方的某某被掠走了,某某地方的某某进行退治成了英雄,像这样的话题是酒席上必不可少呢。 |
白莲 | ですよねー。 |
也是呢—— |
——— | それは今の幻想郷と大差ないな。 |
那么和现今的幻想乡并无大差别啦。 |
神子 | そう、大差無いんですよ。だから私のような古い者でも違和感無く溶け込める。ちなみに、私の門人に布都と屠自古(×5物部布都と蘇我屠自古。豪族だそうです。豪傑な一族。)が居るのですが、二人とも毎日のように妖怪やら祟りやらに怯えていたそうですよ? 暫くして、物部の亡霊だの蘇我の祟りだの逆に畏れられるようになったりしてねぇ(笑)。そうなって初めて妖怪の正体を悟るのかも知れないですね。 |
是的,并没有显著的不同。所以像我这样的古人也能够毫无违和感地融入这里。顺带一提,我的门下不是有布都和屠自古(×5物部布都和苏我屠自古。似乎是豪族。豪杰的一族。)在的么,过去她们两个好像曾经每天都很害怕妖怪活着作祟之类哟?短时间内,似乎还反过来畏惧着物部的亡灵啊苏我的作祟之类呢(笑)。也许变成那样才能第一次感悟到妖怪的正体吧。 |
[本来の意味での妖怪の正体とは] |
[所谓原本含义上的妖怪之正体] | |
——— | 妖怪の正体とは? |
妖怪的正体是指? |
神子 | 人間が正体不明な物に怯えたり、畏れたりする心ですよ。 |
人类对正体不明的事物感到害怕,就是畏惧的心喔。而那颗心孕育出妖怪与神明。 |
神奈子 | と言っても、私は人間の妄想で生まれた存在ですか?って話になりますが。妄想はこうやって話をしたり、お酒飲んだりしないわよ(笑)。(※そう言ってお酒を取り出す) |
话虽如此,我是在人类的妄想下诞生出来的存在吗?就变成这样了呢。妄想是不会像这样交谈,还有饮酒啊(笑)。(※说着取出酒) |
神子 | 最近になって人間がそう考え始めた訳では無く、昔からそう考えていた人間も居た、という話です。「幽霊の、正体見たり、枯れ尾花」ってね。あ、お酒頂きます。 |
并不是直至最近人类才开始那么想的,从以前就有那样想的人类了。就是这样的。就像“幽魂怨灵,窥清正体,仅为枯芒”[1]。啊,多谢斟酒。 |
(※神奈子が白蓮にもお酒を勧める) |
(※神奈子也向白莲劝酒) | |
白莲 | あ、お酒は遠慮しておきます。仏教には |
啊,酒的话我就算了。在佛教有着不饮酒戒的戒律(×6修行的佛教徒所必须遵守的戒律的其中之一。对肝脏不好。)…… |
神子 | あー、あれねー。真面目に守っている坊主なんて居なかったわよ。私の時代(×71400年ほど昔。今はどうなのか不明。)(笑)。坊主なんてみんな生臭い生臭い。 |
啊——那个呀——。在我的时代从来就没有僧侣认真遵守过哟(×7大约1400多年以前。现在如何不明。)(笑)。僧侣什么的全都俗气的很。 |
白莲 | そんな誘惑には負けません。 |
我才不会输给那种诱惑。 |
神奈子 | 「 |
“比之故作贤明 相互争论 开怀畅饮 醉卧哭泣 更为胜之”。大伴旅人(×8奈良时代的歌人。似乎是个极其好酒之人。)曾唱过这样的歌呢。 |
神子 | いいですねぇー。賢い振りして語るより、お酒呑んで酔い泣きしている方が優れてみえる、とはね。賢ぶって語っている僧侶だけど、他人から見ると実は……。 |
真不错呢。是说,与其装作贤明相互争论,倒不如喝个一醉方休来得更好吧。虽然是摆出一副贤明模样的僧侣,但在他人的眼中实际上是…… |
白莲 | 虐めないでください……。 |
请不要欺负我啦…… |
神子 | そうね。 |
是啊。 |
白莲 | 私の時代も似たようなものでした。でも幻想郷よりは、妖怪が不利な立場に追いやられていたかも知れませんね。 |
我的时代也是相似的呢。但比起幻想乡,妖怪应该算是被逼迫到了不利的立场吧。 |
——— | ほう。 |
呵哦。 |
白莲 | 妖怪は完全に人間の敵でしたし、こいつは妖怪に味方する人間だという風に、例え誤解であろうと思われたら最後、妖怪の仲間として村から追い出されてしまいます。人間の理想が「妖怪の居ない世界」でしたね。 |
妖怪完全是人类的仇敌,这家伙是将妖怪当做同伙的人类啊,像这样,即使是一场误会,若是一旦被那么认为,最后就会被当做妖怪的同伴放逐出村子。人类的理想是“没有妖怪的世界”呢。 |
神奈子 | そういう意味では、現在の外の世界と反対ですね。現在は人間の思う現実が、妖怪の居ない世界、で理想は居て欲しい世界、ですから。 |
从那层含义上来看,现在外面的世界是相反的呢。因为现在人类所认知的世界是,比起没有妖怪的世界,现在希望妖怪存在的世界才是理想。 |
白莲 | 居て欲しい世界が理想!? |
希望妖怪存在的世界是理想!? |
神奈子 | そうですよ。居たら楽しいだろうなぁ、ワクワクするなぁ、けど現実には居ないんだけどね。というのが、現代の人間の考え方です。 |
是啊。如果存在的话会很有趣吧,会让人兴奋不已呢,不过现实中并不存在呢。这就是,现代的人类的想法。 |
白莲 | それは意外……。 |
那还真是让人意外…… |
神子 | 結局、人間は自分の生死を脅かす存在は要らないけど、人間その物の敵の出現を心の奥底で望んでいるんですよ。そういう事でしょう? |
到头来,尽管人类不需要威胁到自己生死的存在,但在心底还是期盼著作为人类本身的敌人的出现。是这么一回事吧? |
——— | え? そんな訳ないだろ? 何か矛盾してないか? |
哎? 不可能是那样的吧? 不是矛盾了么? |
神奈子 | 神子さんの言うとおりかも知れませんね。敵が居ないと、生きているという事が実感出来ないですからね。 |
也许正如神子小姐所说的那样呢。因为没有敌人的话,便没有自己是活着的这种实感呢。 |
[外の世界のオカルト体験] |
[外面世界的超自然体验] | |
——— | うーむ。いまいち想像がつかないな。ところで、外の世界の人間が妖怪が居た方が良いと思っているというのは意外だな。 |
呜─嗯。稍微有点难以想象了。说起来,外面世界的人类觉得妖怪存在会更好,还真是让人意外呢。 |
神奈子 | 妖怪だけで無く、神様に対してもそう思っていますよ。 |
并非仅是妖怪,即使是对于神明也是那么认为的。 |
——— | なら、お前が幻想郷に来た意味が無いんじゃ? |
那样的话,你来到幻想乡不就没有意义了吗? |
神奈子 | 居て欲しい=実在を信じる、ではないのです。居て欲しいけど、居る訳無い、という考え方なんです。例えば神社を例にとって話をしましょう。幻想郷の神社は神が住んでいて、人間は神を信仰する為に訪れ、信仰を得た神は人間に何か神妙な力を授けます。これが御利益です。 |
希望存在,并不等于相信实际存在。虽然希望存在,但是不可能存在,是这样的一种想法。比如,以神社为例子说明吧。幻想乡的神社居住着神明,人类因为信仰神明而前来参拜,获得了信仰的神明授予人类神妙的力量。这就是恩惠。 |
——— | あれ? 神社に行けばなんか神妙な力をくれるのか? |
咦? 去神社的话就会给予什么神妙的力量吗? |
神奈子 | まあ……信仰が篤ければ、ね。でも、外の世界の神社はそれとは異なり「信仰はしないのに、何か良い事があるかも、願いが叶うかも」という理由で人が訪れるのです。酷いのになると、パワースポットとか言って……。 |
嘛……如果信仰深厚的话,吶。可是,外面世界的神社就大不相同了,“明明并不信仰,但说不定会有什么好事情发生,说不定能够实现愿望”人们是带着这样的理由前去参拜的。更糟糕的,会被称作Power Spot[2]…… |
神子 | パワースポットとは? |
Power Spot是指? |
神奈子 | その場所に有る自然のエネルギーが自分の中に入ってきてなんたらかんたら……、とそこに行けば手軽に力を得られる場所って事ですよ。 |
在那片地方所存在的自然能量进入自己之中什么的……就是说前去那里的话就能轻松地获得力量的场所啊。 |
神子 | それは酷い(笑)。 |
那还真是过分(笑) |
白莲 | パワースポットとは修行の場という意味でしょうか? 霊験あらたかな聖地という意味では間違いではないかなぁと。 |
Power Spot就是所谓修行之地的意思么?说成极为灵验的圣地说不定并没错呢。 |
神奈子 | そうね、確かに聖地という意味では間違っていないわ。でも修行して神仙と等しい力を得る、というなら判らないでも無いが、さっき言ったとおり外の人間は神仙を信じていない。つまり手軽にパワーアップ出来る場所、位にしか考えていないでしょうね。 |
是呢,确实圣地的含义并无错误。虽说可以通过修行而获得与神仙同等的力量,但这也是无法判断可行与否的,就像刚才所说的那样,外界的人类并不相信神仙。也就是轻易能够Power Up的场所,仅是考虑了位置所在而已。 |
——— | パワーアップって何だ? |
Power Up是什么意思啊? |
神奈子 | 弾幕が厚くなる事でしょうね(笑)。ちなみにそんな外の世界の不思議なエピソードとして、こんな話もありますよ。人間は基本的に幽霊を怖がりますよね。 |
大概是指弹幕变得厚实的意思吧(笑)。顺带一提,像那样的话题作为外面世界不可思议的轶闻也是不是没有啊。人类基本上都害怕幽灵,对吧。 |
——— | ほう、確かに幻想郷でもそういう人間居るよな。 |
呵,确实在幻想乡也有那种人类呢。 |
神奈子 | ですが外の人間で幽霊の存在を本気で信じている人は殆ど居ない。すると精神に葛藤が起こります。「居もしないのに何故か怖い。いや、もしかしたら居るのかも? いやいや絶対に居るわけ無い」なんてね(笑)。実はパワースポットの他にミステリースポットというのが有りまして……、これは幽霊が見られるような場所、という意味です。これは幻想郷に来て初めて知りましたが、そういうミステリースポットには実際に幽霊が遊びに行ったりする事があったのですね。 |
但外界的人类几乎没人真的相信幽灵的存在。那样一来在精神上便产生了矛盾。「明明不存在有什么好怕的。不,说不定是存在的呢?不对不对,绝对不可能存在」像这样呢(笑)。实际上,除了Power Spot以外,还有所谓Mystery Spot[3]一说……意思上是,会看见幽灵的地方。这还是在我来到幻想乡后才第一次了解到的,那种Mystery Spot实际上是幽灵前来游玩呢。 |
——— | そうなのか? |
是那样吗? |
神奈子 | 幽霊の人(×9恐らく幽々子か妖夢。)に聞きました。 |
问过幽灵了(×9恐怕是幽幽子或者妖梦。)。 |
——— | 幽霊は神出鬼没だからな。結界だって実際は余り関係無いのかもな。 |
因为幽灵都是神出鬼没。就算是结界,实际上也并没有什么关系吧。 |
神奈子 | ミステリースポットもある程度有名になると、ちょっとした観光地みたいになってしまって……。墓地とか廃病院とか廃学校とか、そんなのが観光地になるのですよ? もう笑っちゃう。いっそ、廃屋まんじゅうでも打って儲けようかと思っちゃうくらい(笑)。 |
当Mystery Spot一定程度上有名起来,便会成为有些类似于观光地的样子……墓地呀,废弃医院呀,荒废学校呀,这些都会变成观光胜地喔?真是笑死人了。让人想不如去贩卖废弃屋馒头赚钱好了(笑)。 |
神子 | つまり肝試しって事ですね? 滑稽な肝試しは昔からありましたよ。布都なんて特に昔から恐がりでねぇ。とにかく仏像が怖いって言って、よく焼いたりして怒られたりしてましたよ。 |
也就是说试胆对吧?滑稽的试胆从以前就有了。像布都从很久以前就很恐惧类似的东西。老是说着总之佛像真可怕,经常被惹怒一把火烧光它们。 |
全员 | え? |
哎? |
神子 | 気が付いたらお寺に火を付けてたりしてね。流石にそれはやり過ぎだと……。 |
清醒过来后,还会在寺院多放把火呢。连我都觉得这也做得太过分了啊…… |
——— | いやそれは恐がりとは何か違うな(汗)。 |
不对,那跟恐惧似乎有些不同了(汗)。 |
白莲 | 防火に優れた石造りに変えようかしら。仏像も石像に。 |
是不是该改成防火性能优秀的石制呢。将佛像也改成石像。 |
神子 | 布都に任せれば一晩で燃やしてくれると思いますよ。 |
我想要是任凭布都放手做的话,能烧上一整晚喔。 |
神奈子 | ちなみに人の住んでいない神社とか寺院も格好のミステリースポットになってますよ。もちろん火を付けたりはしませんが。 |
顺带一提,无人居住的神社或者寺院也会变成Mystery Spot的。当然不会放火就是啦。 |
白莲 | あら、お寺は修行の場であって、何も怖くはないですけど。 |
哎呀,寺院是修行之地,一点都也不可怕呀。 |
——— | 妖怪だらけのお寺の何処が怖くないんだよ。幻想郷でも格好のミステリースポットじゃないか。 |
满是妖怪的寺院哪里不可怕啊。即使在幻想乡中也是最为合适的Mystery Spot,不是吗。 |
全员 | (笑) |
(笑) |
[生物多様性のバランス] |
[生物多样性的平衡] | |
——— | ちなみにマミゾウに聞いたんだが、外の世界では妖怪どころか様々な動物が絶滅し続けているそうだな。 |
顺便一说,曾听猯藏说过,在外面的世界,不仅是妖怪,各种动物似乎也逐渐面临绝种呢。 |
神奈子 | そうね。これはいずれ外の世界だけの問題じゃなくなるでしょう。 |
是啊。这迟早会发展成并非仅是外面世界的问题吧。 |
神子 | 幻想郷に住む動物の生態にも影響を与える、という事ね。 |
就是说,对于生活在幻想乡中的动物生态也会产生影响,是吧。 |
——— | 思うんだが、幻想郷の動物が飽和するぐらい増えるのなら、少しずつ外の世界に逃がしていけば良いんじゃないのか? |
依我所想,如果幻想乡的动物增至几近饱和的程度,那么一点一点地让牠们逃往外面的世界不就可以吗? |
神奈子 | 面白い考えね。 |
有趣的想法呢。 |
神子 | まあ当然、そんな事は出来ないんでしょうね。 |
嘛,当然,那种事是不可能的。 |
——— | なんでだ? |
为什么? |
神子 | 聞くところ幻想郷が存在している理由が、外の世界の完全な裏返しだからです。矛盾する物が結界を通り抜ける事は出来ないし、無理をすれば中の妖怪達の存在が危うくなるという事です。 |
因为幻想乡之所以会存在,理由是她与外面的世界是完全相反的。矛盾的事物无法通过结界,强行那么做的话甚至会危害那里头的妖怪的存在。 |
白莲 | こればっかりは幻想郷からでは何も手出しできないでしょうね。しかし、絶滅は自然淘汰の結果です。何も悪い事では無いでしょう。マミゾウはそうは言わないでしょうが。 |
唯有这个,从幻想乡一边是什么都帮不上呢。不过绝种是自然淘汰的结果。应当并非是什么坏事吧。虽然猯藏是不会那么说。 |
——— | まあそうだな。でも、幻想郷はお前らに言わせたら、人間は弱いけど生かされているんだろ? それは自然淘汰に逆らっていないのか? |
嘛,也是呢。但照你们这么说的话,幻想乡的人类虽然弱小却不还是活着的么?那不是违背自然淘汰了吗? |
神奈子 | 逆らっていないですね。人間が居なくなるという事が、妖怪にとっては致命的ですから。そういう意味では、生物学的に弱い事が自然淘汰される理由、という訳ではないのでしょう。 |
没有违背呢。因为人类灭亡,对于妖怪而言是相当致命的。从那层含义来看,生物学上的弱者为自然所淘汰的理由,并不适用于这儿吧。 |
——— | ふむ。弱者を生かす事も強者にとって必要な事だという訳だな。 |
唔嗯。即是说,对于强者而言,让弱者活着也是一种必要呢。 |
神子 | 人間は増長する生き物です。外の世界で生物の絶滅を危惧し始めたのだとすれば、ただ単に人間が、それら生物とは違う抜きんでた存在だ、と思い始めたに過ぎないでしょう。 |
人类是会增长的生物。如若外面的世界开始恐惧生物绝种的话,仅仅只是单纯的,人类开始感到自己与那些生物是不同的优秀的存在而已吧。 |
——— | お前達みたいだな。 |
就像你们一样吧。 |
神子 | はい? |
什么? |
——— | 「我々は普通の人間とは違う。抜きん出た存在だ」と思っているだろ? |
“我们与普通的人类不同。是优秀的存在啊”是这么想的吧? |
神子 | いやまあその、思っていますが。 |
不,嘛,那个,虽然是那么想的。 |
——— | それからマミゾウ曰く、動物の絶滅を危惧するのと同時に、文化、風俗の絶滅も危惧するようになった、らしいぞ? 幻想郷に何か影響があるかも知れん、と言っていたがそれはどういう意味なんだ? |
而且,猯藏说过,在惧怕动物的灭绝同时,似乎还变得惧怕文化、风俗的灭绝了?说不定会对幻想乡带来什么影响,她还曾这么说过,究竟是什么意思啊? |
神奈子 | 確かに私が居た頃からそういう風潮はあったわね。少し頭に入れておいた方が良いかもね。 |
确是从我还在那边时就有那种趋势呢。稍微记在脑中比较好。 |
白莲 | それはどういった問題が有るのでしょうか? |
那究竟有着什么样的问题呢。 |
神子 | 幻想郷に居る妖怪は、人間に忘れ去られる事を存在理由としているので、外の世界では絶滅して貰った方が都合が良いと。 |
在幻想乡的妖怪,都是以被人类所遗忘作为存在理由,在外面的世界被当做绝种会更好些。 |
白莲 | なる程。 |
原来如此。 |
神奈子 | そうね。まあ、今の人間が本気で妖怪の実在を信じるとは到底思えないけど……でも、逆に新しいスタイルの妖怪が生まれつつあるのかも知れない。 |
是啊。嘛,虽说无论如何也不觉得如今的人类会真的相信妖怪的实际存在……但是,相反的,新类型的妖怪说不定会逐渐诞生。 |
——— | 外の世界に? |
在外面的世界? |
神奈子 | そう、妖怪は人間に害を為す現象、正体不明の恐怖などから生まれてきた歴史があります。でも、新しいスタイルの妖怪はそれとは異なり、意図的に作られた者、理不尽さを許容する為に生まれた者が主流になって来るでしょう。 |
是的,历史上妖怪是由危害人类的现象,正体不明的恐怖之中诞生而来。但是,新类型的妖怪则与之不同,有意识地被创造出来的事物,容许不合理的存在下诞生的事物会变成主流吧。 |
白莲 | ああ、妖怪が居なくなった事で起きた心の不均衡をならす為に生み出されるという事ですね。 |
啊啊,即是说为了平抚由妖怪消失后所引起的心理不平衡,对吧。 |
神子 | 人間の心は実に都合良く出来ているからね。その辺は妖怪より人間が優れている部分ですね。 |
因为人类的心是相当的便利吧。在那方面,人类是比起妖怪还要优秀的呢。 |
——— | おいおい、その説明でよく理解できるな。ちんぷんかんぷんだ(×10私も私も。)。 |
喂喂,那种说明完全无法理解。我是一头雾水啊(×10我也是我也是。)。 |
神子 | よくいる妖怪と、これからの妖怪の具体例を挙げれば、きっと理解できます。 |
举一些常见的妖怪,以及今后会出现的妖怪其具体实例的话,一定能够理解的。 |
- 封面
- 第3页:卷首语
- 第4页:目录
- 第5页:开篇语
- 第6-17页:第一部分:新势力到底为幻想乡带来了些什么
- 第38-48页:第二部分:所谓幻想乡之外的世界的现状
- 第62-72页:第三部分:妖怪的今与昔 所谓的新妖怪
- 第94-106页:第四部分:被厌恶者的现状与将来
- 第124-135页:第五部分:在幻想乡里宗教和信仰是必要的吗
- 第154-155,163-166页:第六部分:之后来谈妖怪退治的话题吧
- 第156页:幽谷响子&米斯蒂娅·萝蕾拉(文文新闻)
- 第157页:火焰猫燐&宫古芳香(文文新闻)
- 第158页:封兽鵺(花果子念报)
- 第159页:琪斯美(文文新闻)
- 第160页:霍青娥(文文新闻)
- 第161页:键山雏(花果子念报)
- 第162页:多多良小伞(文文新闻)
- 第168-169页:稗田阿求的总结
- 第170-179页:第六部之外的附带报纸
- 第170页:八坂神奈子(文文新闻)
- 第171页:圣白莲(文文新闻)
- 第172页:丰聪耳神子(文文新闻)
- 第173页:洩矢诹访子(文文新闻)
- 第174页:比那名居天子(文文新闻)
- 第175页:永江衣玖(花果子念报)
- 第176页:犬走椛(文文新闻)
- 第177页:博丽灵梦(文文新闻)
- 第178页:魔理沙&琪露诺(花果子念报)
- 第179页:茨木华扇(文文新闻)
- 第180-181页:ZUN的后记
- 第182-183页:特典访谈
- 第184页:版权页
- 封底
本模板所包含条目,其原文及译文均来自THBWiki。感谢THBWiki提供原文及翻译文本。