东方求闻口授/键山雏(花果子念报)

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第百二十三季 弥生の二
インスタント雛人形が人気
第一百二十三季 弥生[1]之二
速成雏人偶人气旺盛
雛祭りに求める物とは 女儿节[2]真正的作用是

  桃の節句といえば、女の子の節句である。この日になると毎年豪華な雛人形を飾り、財力を見せつける雛祭りが開催される。一部の人間は身の丈に合わない雛人形を受注し、その為に破産してしまう者も居る。そんな雛破産も、内容より実体を有り難がる人間ならではの出来事であろう。

  说到桃子的节日,就是女孩子的节日。在这天每年都会举办陈列豪华的雏人偶来夸示自己财力的女儿节活动。有一部分人会订购不符合自己财力的雏人偶,也有人因此破产了。也就比起内容更注重实体的人类才会做出这种事吧。

  しかし最近は、そんな伝統的な雛人形も廃れつつある。非常に安価なインスタント雛人形が人気だ。

  但是最近,这种传统的雏人偶也渐渐荒废了。非常便宜的速成雏人偶人气很是高。

  インスタント雛人形は、型紙を切って折るだけの、とても人形とは呼べない簡素な代物である。そんな紙ペラ人形が、豪華で伝統的な雛人形を駆逐しようとしている。

  速成雏人偶是仅仅将纸型剪了折起来的,是很难称之为人偶的简朴的东西。这种纸片人偶,却在将传统的雏人偶驱逐着。

  それを仕掛けている鍵山雛さん(厄神)はこう説明する。

  引起此次事件的键山雏(厄神)如此说明。

「豪華な雛人形が伝統的だなんてナンセンスよ。貧乏人が長年使用できるように頑丈な作りにしたのが今の豪華な雛人形って訳。本当は厄を人形に溜めて、捨てる物なのよ」

“豪华的雏人偶竟然是传统什么的太荒谬了。现在的豪华的雏人偶是为了让穷人能够用很多年所以造的很结实。但它其实是为了积攒厄运,再扔掉的东西”

  新しい雛人形は、全て使い捨ての雛人形である。雛祭りが終わると全て川に流してしまうのだ。

  新的雏人偶完全是一次性的雏人偶。女儿节一过去了就全都被扔在河里任凭它漂走。

「川に流すのは勿体ない、って言い始めた人間が雛人形を今の形に変えたのよ。でもそのお陰で、厄払いという本来の機能が果たせなくなってしまった。だから徐々に人間の里に厄が溜まっているわ。早くそれを捨てさせないと、私の力が……」

“就是因为某些人觉得把雏人偶扔到河里太可惜了所以雏人偶才变成现在这样。但是就因如此雏人偶原本的拔除不祥的机能变得无法发挥效果了。所以人类村落的厄积攒的越来越多。如果不快点扔掉的话,我的力量会……”

  人間の里の厄を集める為にインスタント雛人形を作ったのだという。人間は伝統的な物にはお金と労力を掛けたがるものだが、川に流す方が本当の形と言われれば喜んで安価な方へ流れるだろう。特に捨ててしまう物には贅沢はしない。そういった心理を巧みに掴んだ、良い商売である。

  她说是为了收集人类村落的厄所以才做的速成雏人偶。人类喜欢在传统的东西上出力,花钱但是,如果他们得知将雏人偶扔到河里才是原本的传统的话他们会很乐意的买便宜的速成雏人偶的。对要扔掉的东西不需要花太多钱。这是个巧妙的抓到了这个真理的,很好的买卖。

  厄は溜めすぎると確実に不幸をもたらす負のオーラだ。気になったのは川に流れていった厄の方であるが、これは出来るだけ彼女が回収しているそうだ。しかし偶には漏らすこともあるという。川下は外の世界であり、そこが少し気に掛かるところであるが……。

  厄如果存太多了的话就会化作确实的带来不幸的负的能力。我在意的是留在河里的厄,但好像她有在尽全力地回收着。但是偶尔也会有漏掉的。河的下游是外面的世界,这点有些让人在意呐……

(姫海棠 はたて)

(姬海棠果)


东方求闻口授 ~ Symposium of Post-mysticism.


本模板所包含条目,其原文及译文均来自THBWiki。感谢THBWiki提供原文及翻译文本。

  1. 弥生:日本历三月。
  2. 雏祭,亦称雏游、偶人节、上巳、桃花节、女儿节:每年(西历)三月三日举行的日本民间五大节日之一。