东方求闻史纪/八云紫
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境界的妖怪
八云紫 Yakumo Yukari
境界の妖怪 | 境界的妖怪 |
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八雲 紫 |
八云紫 |
能力: 境界を操る程度の能力 | 能力: 操纵境界程度的能力 |
危険度: 不明 | 危险度: 不明 |
人間友好度: 普通 | 人类友好度: 普通 |
主な活動場所: 如何なる場所でも | 主要活动场所: 任何可能的地点 |
妖怪らしい妖怪と言えば、まず八雲紫の名前が挙げられるだろう。この妖怪は、根源に関わる能力の危険さもさる事ながら、神出鬼没で性格も人情に欠け、行動原理が人間とまるで異なっている事等、まず相手にしたくない妖怪である。 |
要说最像妖怪的妖怪,就必须要提到八云紫的名字。这个妖怪,由于其危险的与根源相关的能力、神出鬼没而性格不近人情、行为原理与人类完全相异等等的原因,是一个没人愿意与她为敌的妖怪。 |
姿は人間と特に変わりはない。派手な服装を好み、大きな日傘を使う。 |
外表和人类没有区别。喜欢华丽的衣服、撑着一把大阳伞。 |
主な活動時間は夜で、昼間は寝ている。典型的な妖怪である(*1)。また、冬は冬眠していると言われるが、本人の談だけで実際は何処に棲んでいるのか確認取れていないので、真偽の程は定かではない。 |
主要活动时间是夜晚、白天睡觉。是个典型的妖怪(*1)。另外,尽管都说冬天一直在冬眠,因为只是其本人所谈及而且实际在何处居住无法确认,所以真伪的程度无法确定。 |
古くは、幻想郷縁起阿一著(*2)の妖怪録にも、それらしい妖怪が登場している。その時代にあった姿で現われるという。 |
古时候,幻想乡缘起阿一所著(*2)的妖怪录中也有着这种相似的妖怪登场。那个时代她的身影就已经出现了。 |
能力 | 能力 |
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境界を操る能力は、全ての物事を根底から覆す恐ろしい能力である。知っての通り、物の存在は境界が存在する事で成り立っている。水面が無ければ、湖は存在しない。稜線が無ければ、山も空も存在しないだろう。幻想郷の大結界が無ければ、幻想郷も存在しない。もし全ての物に境界が存在しなければ、それは一つの大きな物であるという事である。 |
操纵境界的能力是能够从根源开始颠覆一切事物的恐怖的能力。众所周知,物的存在是建立在境界的存在之上的。没有水面的话,湖是不存在的。没有山脊的话,山和天空也是不存在的吧。没有幻想乡的大结界的话,幻想乡也不会存在。如果全部物的境界都不存在的话,那世界将会是一个巨大的整体吧。 |
つまり、境界を操る能力は、論理的創造と破壊の能力である。論理的に新しい存在を創造し、論理的に存在を否定する。妖怪が持つ能力の中でも神様の力に匹敵するであろう、最も危険な能力の一つである。 |
也就是说,操纵境界的能力是逻辑的创造与破坏的能力。从本质上创造新的存在,从本质上否定已有的存在。妖怪所持有的能力中能够与神之力相匹敌的、最危险的能力之一。 |
また、空間の裂け目から自在に何処にでも瞬時に移動し、体の一部だけを別の場所に移動させる事も出来る。物理的な空間だけでなく、絵の中や夢の中、物語の中等にも移動する事も出来るという。 |
还有,也能通过空间的裂缝从任何地方瞬间移动,或身体的一部分移动到别的场所。据说不仅仅是物理的空间,也能够在画中和梦中、故事中等移动。 |
他にも、超人的な(*3)頭脳を持ち、特に数字に強い。その上、長く生きてきた為、知識や経験も豊富である。 |
另外,还拥有超人的头脑(*3),尤其是数学很强。而且,因为活了很久的缘故,知识和经验都很丰富。 |
日常 | 日常 |
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本人は意外と話したがり屋であり、自分や幻想郷に関する事を色々と教えてくれる。ただ、どれも確かめようがなかったり、実際に確認が取れなかったりして、真実かどうかは判らない。 |
她本人意外地健谈,告诉别人各种各样的关于自己和幻想乡相关的事情。只是,哪一个都没有被确认过,实际上都是没有办法去确认,所以真假无从判断。 |
家は、博麗神社と同じで、幻想郷と外の世界の境界に建っているというが、その建物を実際に見た者は居ない。空間の切れ目を使い、何処からともなく現れ、そして何処かへ消えてしまうからである。後を追うことも出来ず、真偽の程は定かではない(*4)。 |
住所是和博丽神社一样,据说是建在幻想乡和外边的世界的境界之处,但没有人见过那个建筑物。因为利用空间的断开处,从不知何处出现并从消失去了无法得知的地方。没法从后面追赶,真伪的程度无从判定(*4)。 |
また、普段は自分から動く事は少なく、妖獣を式神として操り、雑用は全てこの妖獣に任せている。特に昼間や冬など、寝ている時はこの式神が紫の代わりに行動している。 |
另外,平时自己行动地很少,而是操纵妖兽作为式神,杂事全部都由这匹妖兽来做。特别是在白天和冬天,睡觉的时候这个式神会代替紫来行动。 |
後は、長く生きてきた者同士の妖怪の友人関係も多い。冥界に棲む西行寺幽々子(後述)、鬼の伊吹萃香(後述)など、大抵の友人関係が最強クラスの妖怪である。 |
还有就是,同样寿命很长的妖怪朋友也有很多。住在冥界的西行寺幽幽子(后述)、鬼族的伊吹萃香(后述)等,大部分的朋友都是最强一类的妖怪。 |
幻想郷との関係 | 与幻想乡的关系 |
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幻想郷自体が、大きな結界によって外界と遮断されている。この結界というのは、中と外を分ける境界線の事である。 |
幻想乡自身,依靠大结界与外界相隔离。这个结界也是分开内外境界线。 |
つまり、境界の妖怪が存在するだけで、幻想郷の様な場所を創る事も壊す事も可能と言えるだろう。境界で囲まれた幻想郷に、何処に住んでいるのか判らない境界の妖怪が存在する事は、幻想郷の成り立ちにおいて極めて重要な関係があると言える。 |
也就是说,只要境界之妖怪还存在,要创造或破坏幻想乡这样的地方都是可能的。被境界所环绕的幻想乡里,有着不知道居住在何处的境界之妖怪的存在,可以说是和幻想乡的成立有极重要的关系。 |
不思議な事に、この妖怪は人間を襲う事が少ない。人を襲わない妖怪は妖怪ではないので、どこかで人を襲っている筈である。自由に外の世界に行ける妖怪の為、その場所は外の世界ではないかと言われている(*5)。 |
不可思议的是,这个妖怪很少袭击人类。因为不袭击人的妖怪不算是妖怪,可能还是在某个地方有袭击过人的吧。由于能够自由地前往外面的世界,那个地方说不定就是外面的世界了吧(*5)。 |
この妖怪に纏わる逸話 | 关于这个妖怪的逸闻 |
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・幻想月面戦争騒動 |
・幻想月面战争骚动 |
千年以上昔の逸話である。実と嘘の境界を弄り、湖に映った月に飛び込み月に攻め入った事があるという。増長した妖怪を集めて行ったが、月の近代兵器の前にあえなく惨敗する。これ以来、妖怪達は自分のテリトリーを越えて攻め入る事は少なくなったと言われる。この騒動を機に、この境界の妖怪の力が人間の間にも知れ渡った。 |
此为一千多年前的秘史。据说她玩弄着实与虚的境界,跃入了映照在湖上的月亮并向其发动进攻。尽管聚集了大量的妖怪,在月面的近代兵器面前很快遭到惨败。从那以后,妖怪们很少再去进攻不属于自己的领土了。以这个骚动作为契机,这个境界妖怪的力量在人类之间也广为流传。 |
・妖怪拡張計画 |
・妖怪扩张计划 |
五百年以上前の逸話である。人口の増加により、人間に押され気味だった幻想郷の妖怪の勢力を回復する為に、紫が立案、実行した。 |
超过五百年以前的逸事了。由于人口的增加,为了恢复被人类压迫的妖怪在幻想乡的势力,紫策划并实行的。 |
・大結界騒動 |
・大结界骚动 |
今は当然の様に存在する博麗大結界(*6)。この妖怪は、大結界を提案し今の幻想郷を創った賢者の一人だと言われる。ただ、最初は数多の妖怪の反発に合い、妖怪同士の闘争があったようである。この間、妖怪は人間をほったらかしだったので、幻想郷の人間の間では大結界は絶賛された。 |
现在理所当然般存在着的博丽大结界(*6)。据说是这个妖怪是提议大结界并创建现在的幻想乡的贤者之一。但是,最初是大量的妖怪联合起来反对,与妖怪之间为此发生了争斗。在这期间,妖怪都没有去袭击人类,幻想乡的人类们开始对大结界大为称赞。 |
・幽霊騒動 |
・幽灵骚动 |
冥界と顕界の境界が薄くなり、幽霊が顕界に、生者が冥界に行きやすくなってしまったという騒動。この妖怪の仕業なのは明らかである。賢い妖怪のする事なので、妖怪社会に関して何か崇高な目的がある可能性がある(*7)。現在進行中の異変で未解決。 |
冥界与显界的境界变薄了,发生了幽灵会出现在显界、生者容易前往冥界这样的骚动。已经确认是这个妖怪的所作所为。因为是贤明的妖怪做的事,可能会有关系到妖怪社会的崇高的目的性所在(*7)。这个异变现在仍然进行着没有被解决。 |
目撃報告例 | 目击者报告 |
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・気が付くと目の前の食べ物が無くなっている時があるの。やめて欲しい (博麗霊夢) |
・没注意到的时候放在眼前的食物就这样消失了,希望她别这样了。 (博丽灵梦) |
・いつも家の中から現われるのは勘弁して欲しいぜ。ちゃんと玄関から入ってこれないのか (霧雨魔理沙) |
・求你平时别突然出现在我家里了,好好的从门口进来不行么? (雾雨魔理沙) |
対策 | 对策 |
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人里に現われる事は滅多にない。余程の事が無い限り、普通の人間を襲う事は無いだろう。 |
出现在人类村庄的情况很少。只要不发生特殊情况,是不会袭击普通人类的。 |
いくら腕に自信があったとしても、この妖怪を退治する事は止めた方がよい。ただ、余程悪質な戦闘でない現り、こちらの力量に合わせて手加減してくれる。 |
无论对自己的能力多么地有自信,最好也别去退治这个妖怪。但是,只要不是恶性战斗的话,她会配合这边的力量而手下留情。 |
とにかく、境界の能力には防御法も弱点も一切存在しない。また、知能は人間の想像力を遙かに凌駕し、勿論身体能力も妖怪並である。万に一つも勝ち目はないだろう。紳士的態度で接する以外の有効な対策はない。 |
总之,对于境界的能力的防御方法和弱点都不存在。而且,其智力也使远远凌驾于人类的想象之上的,当然身体能力也是和妖怪一样。万分之一的胜利希望也不会有吧。除了以绅士般的态度面对之外没有其他的有效对策。 |
*1 最近は夜型の人間が増えたのと同時に、昼型の妖怪も増えてきた。(最近在夜晚活动的人类增加的同时,昼间活动的妖怪也增加了。)
*2 初代が纏めた幻想郷縁起。千二百年以上昔。(初代撰写的的幻想乡缘起,有超过一千二百年的历史了。)
*3 妖怪だから超人なのは当たり前。(因为是妖怪所以超越人类是当然的。)
*4 家が外の世界にあるという噂もある。(也有传言说家是在外面的世界。)
*5 外の世界の妖怪で、幻想郷に遊びに来ているという噂もある。冬や昼間等、寝ていると言われる時は、外の世界で過ごしているのかも知れないし、紫の夢の世界が外の世界という噂も。(有传言说是外面的世界的妖怪回到幻想乡来游玩。冬季与昼间等、据说是在睡觉的时候,可能就是在外面的世界度过的也说不定,也有的说法是紫的梦中世界就是外面的世界。)
*6 幻想郷と外の世界を分ける境界。論理的な境界だが、人間も妖怪も簡単には行き来出来なくなるという、強い境界である。(分隔幻想乡与外面世界的境界。这是合乎逻辑的境界,是据说人类和妖怪都不能轻易地往来的,强大的境界。)
*7 私は生きている間に確認が取れるとは限らない。(在我有生之年是无法确认了。)
- 封面
- 第1页:幻想乡缘起
- 第4-5页:序
- 第6页:目录
- 第7页:妖怪图鉴
- 第8-9页:图鉴:妖精(妖精)
- 第20-21页:图鉴:幽灵(幽灵,骚灵)
- 第22-24页:魂魄妖梦
- 第25-26页:露娜萨·普莉兹姆利巴
- 第27-28页:梅露兰·普莉兹姆利巴
- 第29-30页:莉莉卡·普莉兹姆利巴
- 第31-32页:图鉴:妖怪(妖怪)
- 第52-53页:图鉴:魔法使(魔法使)
- 第54-56页:爱丽丝·玛格特罗依德
- 第57-59页:帕秋莉·诺蕾姬
- 第60-61页:图鉴:妖兽(妖兽)
- 第62-63页:橙
- 第64-65页:八云蓝
- 第66-68页:铃仙·优昙华院·因幡
- 第69-70页:因幡帝
- 第71-72页:图鉴:兽人
- 第73-74页:上白泽慧音
- 第75-76页:图鉴:吸血鬼(吸血鬼)
- 第82-83页:图鉴:亡灵(亡灵)
- 第84-86页:西行寺幽幽子
- 第87-88页:图鉴:天狗(天狗)
- 第89-91页:射命丸文
- 第92-93页:图鉴:鬼(鬼)
- 第94-95页:伊吹萃香
- 第96页:图鉴:个体未得到确认的种族
- 第103页:图鉴:死神(死神)
- 第104-105页:小野塚小町
- 第106-107页:图鉴:阎魔
- 第108-109页:四季映姬·亚玛萨那度
- 第110页:图鉴:外来人
- 第111页:英雄传
- 第135:危险区域指南
- 第151-155页:独白
- 第157页:未解决资料
- 第158页:遗落于迷失竹林中的便签
- 第159页:(文文新闻)“第九代阿礼少女降临”
- 第160页:命名决斗法案
- 第161页:幺乐团传单
- 第162页:参考文献与版本信息
- 第165页:ZUN的后记
- 第166页:版权页
- 封底
- 特典
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